上川町地域包括支援センターからご依頼を頂き、ご自宅で介護を行っているご家族を対象とした《家族介護交流会》で【お薬を飲ませる時の注意点】という内容で講演して参りました。
日時:3月11日(金) 13:30~15:00
場所:上川町保健福祉センター
東日本大震災から5年が経過。参加者一同、被災で亡くなられた方々へ黙祷を捧げてから講演に入りました。
講演では、飲み忘れ、飲み残しなどの『残薬』の問題について「日本においてその総額はいくらになるか?」といったクイズを交えながら、残薬の問題を解消するためのツール《お薬カレンダー、管理箱等》を紹介しました。
※クイズの解答は一番最後に記載します。※
また、薬の飲み込みが難しくなる摂食嚥下障害について、誤嚥性肺炎や薬の食道への残留を防止するための薬の飲ませ方の注意点、飲みやすくする工夫《簡易懸濁法、服薬ゼリー、トロミ剤》などについて、実演も取り入れて、
ご家族の方々にも実際に手を動かして頂きながら、トロミ剤の食感なども味わいながら、実践的に一緒に学びました。
参加されたご家族からはもちろん、地域包括支援センターのケアマネジャーさん方からも「楽しかったですね」とご好評を頂き、2回目の講演依頼も頂きました。
”地域住民”や”他職種の方”から必要とされ続ける地域密着型の薬局・薬剤師であれるよう日々研鑽を重ねて参ります。
※クイズの解答※
日本国内の残薬の総額:約475億円(2007年、日本薬剤師会)
センター薬局 上川店 庵原 伸也